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中野区の内科・外科・皮膚科・消化器科・小児科・訪問診療 能戸クリニック

小児科

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小児科について

乳幼児期の急性疾患(各種感染症、喘息)の診療のほか、予防接種(日本脳炎・DPT・風疹・インフルエンザなど)・乳幼児健康診断・育児指導等を行います。
ゲリ・発熱などの風邪の諸症状から、はしか・みずぼうそう・おたふく風邪などお子さまの体調不調についてお気軽にご相談下さい。
インフルエンザ、溶連菌感染症(※)などは迅速検査いたします。
乳児検診、各種予防接種については随時受け付けております。
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溶連菌感染症について

(1)正式な名前

正しく言うと、A群β(ベーター)溶血性連鎖状球菌感染症ですが、略して溶連菌感染症と呼ばれます。子供に多い病気で、これは[溶連菌一次症]と[溶連菌二次症]に分けられます。

(2)溶連菌一次症とは

普通、溶連菌感染症と呼んでいるのがこれで、溶連菌による扁頭炎とか猩紅熱がその代表です。そのほかにリンパ腺炎、中耳炎、とびひなどの一部も溶連菌の感染で起こることがあります。溶連菌による扁頭炎の特徴は、のどの痛みが強く、突然高い熱が出やすいことです。猩紅熱になると扁頭炎のほかに、皮膚にこまかい発疹が現れ、舌が莓のようになります。これを「いちご舌」といいます。

(3)溶連菌一次症の診断

のどの赤く腫れている部分を綿棒などで擦りとり、培養して溶連菌を証明する(咽頭培養)ほかに、血液検査でASLO(アスロ)ASKなどの検査結果から推定することもあります。ASLOはASO(アソ)とも略されます。

(4)溶連菌感染症の治療

ペニシリン系かセフエム系の抗菌剤が100%有効で、服用して1~2日で熱の下がってくることが多いのですが、完全に治すためには1週間から10日位服用を続ける必要があります。

(5)猩紅熱とのちがい

猩紅熱も溶連菌感染症の一つですが、この病気は明治時代に法定伝染病に指定されたまま取り消されていないので、医師がこの診断名をつけると、法律に従い患者は伝染病棟に隔離される他、周囲の消毒をするとか大変なことになってしまいます。
現在では、ペニシリン系をはじめ有効な抗菌剤がたくさんあるので、伝染性についてはそれほど心配する必要はありません。猩紅熱は溶連菌感染症の一つで法定伝染病ですが、溶連菌感染症自身は法定伝染病に指定されていません。そのため医師は猩紅熱を含めた病名として溶連菌感染症という診断名をつけることが多いようです。
家族内にこの病気の患者が出たら、子供は予防的にペニシリン系などの抗菌剤を服用させるほか、よく「うがい」をさせておくことが望まれます。

(6)溶連菌二次症とは

溶連菌感染症が重要なわけは、溶連菌一次症に続いて3~4週間後に急性腎炎やリューマチ熱を引き起こす可能性があるからです。この急性腎炎やリューマチ熱を溶連菌二次症と呼びます。これは一次症の治療が適切でなくて病巣感染が作られてしまい、これに対する一種のアレルギー反応として急性腎炎やリューマチ熱が引き起こされるのです。
もちろん、溶連菌感染症(一次症)にかかれば必ず二次症になるというわけではなく、体質とか色々の要素が関係するので、実際に二次症まで進むのはまれと言えます。
しかし、一次症を完全に治しておけば二次症になることがほとんど無くなるので、一次症を予防し、たとえ感染しても一次症の段階で正しく診断し、適切な治療をすることが大切なのです。